学生フォーミュラのミュンヘン工科大学に金属AM部品を提供

2022年6月6日

学生フォーミュラ

学生フォーミュラ(Formula Student)は、1979年に米国の自動車技術者協会(SAE)によって設立され、その後欧州(英国)に拠点を移し、学生がチームワークとプロジェクト/コスト管理に関する豊富な経験を蓄積する機会を提供することを目標としています。

世界中のさまざまな大学のチームが、フォーミュラスタイルの独自のレーシングカーを設計・製作し、速さだけでなく、エンジニアリングデザイン、パフォーマンス、コスト、プレゼンテーションからなる総合的な評価によって競い合います。日本でも自動車技術会の主催により学生フォーミュラ日本大会が開催れて、国内をはじめ、アジアの各国の学生チームが参加しています。

ミュンヘン工科大学・レーシングチーム(TUfast)への部品提供

日本積層造形では、ドイツ・ミュンヘン工科大学の学生フォーミュラチーム・TU Fast向けに、2019年にEVモータカバー、2020年にはアップライトを提供してきました。感染症の影響で2021年は見送られましたが、本年度もトポロジー最適化されたアルミ合金製のアップライトを造形して提供しました。

トポロジー最適化設計

今回はアップライト(足回り部品)について、TU Fastが最大限のトポロジー最適化設計を行いました。

1台分を同時造形

今回、短納期での部品提供が求められ、レースカー1台分(左右・前後、計4個)の部品を、当社が2022年2月に導入した4レーザーを搭載する新型の金属3Dプリンター・EOS M400-4で実現しました。

実際の造形時の動画はこちら
JAMPTで造形/仕上げした部品

後加工+組み立て

TU Fastで後加工(部分切削)を行い、他の部品との組み立てを行いました。

後加工および他部品との組み立て後

レーシングカーへの搭載

TU Fastにて開発中のレース車両への組付けが行われました。

TU Fastチームエンジニアと開発車両

組付け後

展示会

本アップライトの造形サンプルは6月に開催される『第5回 次世代3Dプリンタ展』にて展示致します。

第5回 次世代3Dプリンタ展 (日本ものづくりワールド内)

 会期:2022年6月22日(水)~24日(金)

 会場:東京ビッグサイト

 弊社の展示ブースは東1ホール 5-34です

展示内容

  • 会社紹介
  • 純銅による放熱部品・高周波焼き入れコイル 等 最新のサンプル展示
  • 高強度アルミ合金のご紹介
  • 導入装置ラインナップのご紹介
  • 他企業との連携した活動のご紹介

皆様のお越しをお待ち致しております。

この記事をSNSでシェア!

一覧へ戻る