実例紹介

ハイブリッド造形(金属AM×鋳造)

(株)コイワイの砂型3DPによる鋳造とJAMPTの金属積層造形を組み合わせた新たな活用方法をご提案

金属積層工法では自由な効率優先形状や複雑微細形状の設計が可能というメリットがある一方で造形時間が長く、コスト高と生産性の課題が認識されています。

提案する新工法では、必要な部分のみを金属積層で製作することで、生産性の向上とコスト最小化を行い、金属積層で苦手とされる肉厚部をインサート鋳造で製造いたします。
いわゆる鋳包み鋳造方法を活用することで金属積層の特徴である自由設計を低価格で量産させることが実現できます。

例えば、熱伝導率の高い銅系を金属積層で造形し、Al鋳造で鋳包むことでマルチマテリアルを実現することも可能です。

また、設計変更が必要とされる部位に適応することで新たに金型を作る必要がなくデータ変更のみで対応することでカスタマイズ形状の低価格化も期待できます。

パワー素子冷却板(銅合金AM × アルミ鋳造)

  • 1)軽量化:同体積の銅合金をアルミ合金化(33%の軽量化
  • 2)低コスト化:全体のAM造形から50%の鋳造化で(40%程度のコスト低減
  • 3)複雑形状部分のみAM造形、その他の部分は鋳造対応で量産性大幅アップ